主な仕事は、劣化している高速道路やトンネルの寿命を延ばすために補修補強材料を建材会社へ供給したり、製鉄所やOA機器に使われているロールの原料である繊維シートをゴムロール成型メーカーの取引先様へ納品したりしています。
仕入れたものを販売するとき、ただ材料を納入するだけでは現場はその商品を使えません。出荷証明書や公的な文書もあって初めて使用できるのですが、私の手配ミスから現場に必要な書類が届かずとてもご迷惑をおかけしたことがありました。ただ材料を納入しているだけではいけない、ひとつひとつ気を回してお客様が困らないようにしなくてはいけないと、とても実感した出来事でした。
そのときお客様はとてもお怒りになっていたのですが、その後すぐに対応し次にお会いしたときには「よくやっているね、石井さんなら大丈夫だろう」という言葉を頂戴できたのがとても印象的でした。
困ったときには社内外に助けてくださる方がいることです。特に社内の雰囲気はとてもフレンドリーで、困ったことがあるときに相談がしやすい環境です。皆さんはそれぞれにご自身の仕事がある中でも、親身に相談を聞いてくださいます。 また、若手でも大きな先様を任せていただけて、挑戦させてもらえる環境があります。ただ、それでも任せきりにするのではなく、困ったら手を差し伸べていただくことができ「チームで仕事をしている」という実感があります。
実は入社後、私自身が化学品に興味を持てなかった頃があり、ある先輩に「どうして化学品商社に入社したのですか。どういうところに興味を持たれましたか」と伺いました。その方はワーキングホリデーで洋服に関わる仕事を経験したそうで、そこから「衣服は何から作られているのだろうか」という興味を持ち、化学繊維に至ったそうです。自分の好きなものの事を考えたとき、そこには何らかの原料が使われている。そこから興味を持つことができました。
その先輩は商品知識がとても豊富で、海外で売り込んでいく為にたくさんのことを勉強されています。報告書を拝読すると日本から海外へ電話でアポイントをとって、初めての企業へ訪問されたりもしていて、その積極性を尊敬しています。それに、普段からジョークを交えて話をしてくださり、話がとても楽しくて本当に頼れる先輩です。
また別の先輩は、折衝の中でお客様と笑い合いながら仕事をなさっている方がいて、あんな風に自分も仕事がしたいと思いました。色々な要望があると思うのですが、その中でもご自身の考えも先方に伝えて、最後に笑いながら会話を終えているのを見て、自分も長く働いていく中でそんな人付き合いができるように目指したいと思いました。
